2022年11月

電気設備設計の基礎知識
サーマルリレーの原理と設定方法

サーマルリレーと電動機保護 サーマルリレー(thermal relay)とは、バイメタルとヒートエレメントが内蔵された保護継電器である。熱によって動作するため「熱動継電器」とも呼ばれている。 電動機に電源を供給する動力制 […]

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電気設備設計の基礎知識
コンセントの種類・形状

コンセントとは コンセントは、プラグ等で差込み接続して電源を確保するための機器で、建築物の電気設備としては100Vから200V、業務用の動力200Vなどが広く使用されている。 住宅を例にして、コンセントの用途を解説する。 […]

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電気設備設計の基礎知識
塩害地域と塩害対策・海岸からの距離

塩害対策の有無と海岸からの距離の関係 塩害とは、電気機器の表面や内部機器に対して、塩分を含む風や雨、汚れなどが侵入し、腐食や錆が発生する被害である。塩害によって盤類の表面が発錆してしまうと、電気機器の絶縁が劣化することに […]

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電気設備設計の基礎知識
絶縁抵抗の基準と絶縁破壊・絶縁監視装置

絶縁抵抗と絶縁の定義 電気設備における絶縁とは、電気が流れる部分とその他の部分に、電流が流れない状態である。絶縁電線の場合、内部心線に流れる電流は、絶縁物を介しているため抵抗があり、この絶縁体に触れても、人体に電流が漏え […]

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電気設備設計の基礎知識
需要率の設定

需要率とは 需要率は、その系統における需要電力と最大電力の比率である。変圧器容量や分電盤の主幹、供給ケーブルサイズを選定する際に使用する要素である。例えば、100kVAの変圧器に20kVAの空調機が2セット、10kVAの […]

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電気設備設計の基礎知識
接地工事の種類と接地抵抗

接地の概要と意味 接地とは、電線管や金属製の外箱、電気回路の中性線などを大地に接続する電気工事のひとつである。その役割によって、強電用や弱電用、通信用というように用途別に分類されている。大地は非常に安定した電位を持ってい […]

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電気設備設計の基礎知識
短絡電流の遮断・保護

短絡とは 短絡とは、電気が流れている導体同士が接触し、負荷抵抗が電線抵抗のみになった状態である。100V回路でいえば白線と黒線が接触した状態であり、「ショート」とも呼ばれている。 回路が短絡状態になった場合、その回路には […]

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電気設備設計の基礎知識
幹線の選定と許容電流・電圧降下

幹線設備とは 幹線設備は、変電所や電気室に設置された配電盤から、EPSの分電盤や動力制御盤に至るまでの電路である。幹線は、大きな電力を供給することが多く、ケーブルサイズが大きくなり、場合によってはバスダクトの大容量幹線を […]

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電気設備設計の基礎知識
電線・ケーブルの許容電流

許容電流とは 許容電流とは、電線やケーブルに流せる電流の最大値である。電線やケーブルに電流を流すと、導体が持つ若干の抵抗によりケーブルが発熱する。この発熱により、電線が劣化したり被覆が溶融するため、ケーブルは許容電流とい […]

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電気設備設計の基礎知識
電気設備設計の分類と関連法規

建築電気設備の目的と概要 建築電気設備の目的は、建物居住者または利用者が、便利で安全に建物を利用するためにある。建築は空間だけでは成り立たず、給排水、空調換気、電気が適切に設置されることが必要である。建築物を人体に置き換 […]

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