電気設備設計の基礎知識
絶縁抵抗の基準と絶縁破壊・絶縁監視装置

絶縁抵抗と絶縁の定義 電気設備における絶縁とは、電気が流れる部分とその他の部分に、電流が流れない状態である。絶縁電線の場合、内部心線に流れる電流は、絶縁物を介しているため抵抗があり、この絶縁体に触れても、人体に電流が漏え […]

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電気設備設計の基礎知識
需要率の設定

需要率とは 需要率は、その系統における需要電力と最大電力の比率である。変圧器容量や分電盤の主幹、供給ケーブルサイズを選定する際に使用する要素である。例えば、100kVAの変圧器に20kVAの空調機が2セット、10kVAの […]

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電気設備設計の基礎知識
接地工事の種類と接地抵抗

接地の概要と意味 接地とは、電線管や金属製の外箱、電気回路の中性線などを大地に接続する電気工事のひとつである。その役割によって、強電用や弱電用、通信用というように用途別に分類されている。大地は非常に安定した電位を持ってい […]

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電気設備設計の基礎知識
短絡電流の遮断・保護

短絡とは 短絡とは、電気が流れている導体同士が接触し、負荷抵抗が電線抵抗のみになった状態である。100V回路でいえば白線と黒線が接触した状態であり、「ショート」とも呼ばれている。 回路が短絡状態になった場合、その回路には […]

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電気設備設計の基礎知識
幹線の選定と許容電流・電圧降下

幹線設備とは 幹線設備は、変電所や電気室に設置された配電盤から、EPSの分電盤や動力制御盤に至るまでの電路である。幹線は、大きな電力を供給することが多く、ケーブルサイズが大きくなり、場合によってはバスダクトの大容量幹線を […]

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電気設備設計の基礎知識
電線・ケーブルの許容電流

許容電流とは 許容電流とは、電線やケーブルに流せる電流の最大値である。電線やケーブルに電流を流すと、導体が持つ若干の抵抗によりケーブルが発熱する。この発熱により、電線が劣化したり被覆が溶融するため、ケーブルは許容電流とい […]

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電気設備設計の基礎知識
電気設備設計の分類と関連法規

建築電気設備の目的と概要 建築電気設備の目的は、建物居住者または利用者が、便利で安全に建物を利用するためにある。建築は空間だけでは成り立たず、給排水、空調換気、電気が適切に設置されることが必要である。建築物を人体に置き換 […]

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電気設備設計の基礎知識
電圧降下計算と電圧変動

電圧とは 電圧とは、電位・電位差を意味しており、基準点となる電位との差を示している。電圧は、回路に電流を流そうとする力の大きさであり、同じ電力を必要とする場合、電圧が高いほど電流が小さくなることから、発熱量が小さくなる。 […]

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電気設備設計の基礎知識
電圧の種類・単相電源と動力電源とは

電圧とは 電圧は、基準点からの電位の差である。電圧の高さは電位の位置エネルギーと同意で、送電時においてはP = IRで示される電流・電圧の関係式により、同じ電力を送る場合は電圧が高いほど電流が小さくなるため、発熱によるロ […]

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電気設備設計の基礎知識
WとVAの換算・計算

ワットとボルトアンペアの違い 電力を示す単位に、W(ワット)とVA(ホルトアンペア)がある。どちらも電気設備の分野では一般的に使用する単位である。単位の違いと使い分けを解説する。 ワットという単位は、空調機や照明器具のカ […]

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